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輝け!みんなの可能性!!「障がい者のためのデザインワークショップ」開催

 本会の障がい者福祉施策の一環として、障がい者の就労支援に着目したデザインワークショップを開催しました。
 この事業は、企業賛助会員である(株)アトリエテンマと(一社)札幌市手をつなぐ育成会との連携事業として、今年度初めて開催したもので、(株)アトリエテンマ代表取締役の長谷川演(ひろむ)さん(NPO法人札幌デザインスクールアトリエテンマデザイン塾塾長)の指導の下、市内の就労支援事業所に通う知的障がいのある方と指導員の方合わせて15名が、ライトスタンドデザインに挑戦しました。


 
全3日間の日程で実施したワークショップの様子をご報告します!

第1回目(8月18日)
 ~オリエンテーション、イメージ・アイディア出し~

 まず初めに、今回のワークショップで講師を務める長谷川さんの紹介ムービーをみんなで見ました。参加された皆さんは、まだまだ緊張した様子でしたが、どんな方が教えてくれるのか興味津々です!


 
 長谷川さんから、これからの3日間でどんなことをするのか、デザインとはどんなものなのかについて、熱心にとても丁寧にお話がありました。
 デザインには、正解も不正解もありません!皆さんの思いを自由に表現してください!
        
        

 「好きなもの」「置きたい場所」「プレゼントしたい人」「誰かに伝えたい思い」
 そうしたイメージをライトスタンドで表現します。




 絵を描いたり、様々な材料を使ったりしながら、皆さんどんどんイメージが膨らみます。早い方は実際に製作に入るところまで進みました。
 次回はいよいよ本格的に制作に入ります。

第2回目(8月24日) 
 ~制作~

 いよいよ制作に入っていきます。皆さんイメージは固まっているようです。

        

 今日は、(株)アトリエテンマのデザイナー澤田彩子(さいこ)さんがアドバイスをしてくれます。




 真剣に作っているのは、思いをカタチにしているから。
 光が灯るのがとても楽しみです!

第3回目(8月31日) 
 ~プレゼンテーション、講評~

 最終日、皆さんが作ったライトスタンドに光を灯して、いざ、プレゼンテーションです!

 タイトル「赤肉メロン」


 「緑ではなく、赤肉なんです。」
 ちゃんと上部のセロハンをオレンジ色にして赤肉感を出しているんです。
 そして、メロンですがイメージはクリスマスツリー、さらにセロハンの部分が顔に見えるのでハロウィン感も兼ね備えるぜいたくな作品です。


 タイトル「バスケットボール」


 お父さんとお母さんにプレゼントするために作りました。
 高校生の時にやっていたバスケットボールがとても楽しかった思い出があるそうです。
 完全な球体にならなかったことを気にされていましたが、この形、とっても味があります。バスケットボールにはもしかしたら不要かもしれませんが、光を灯すと若干秋らしさも感じられます。


 タイトル「平和の煌き」


 作品にこめたメッセージは”命という大切さ”
 命がなくなっていくことの切なさを感じて、「世の中がずっと平和でいられたらいい」という思いを煌く地球で表現しました。
 上から見ると地球の真ん中にはハートがデザインされているんです。


 タイトル「くり子ちゃん」


 季節感あふれる秋の食べ物「栗」です。
 この栗、まだむかれていないのですが、光が灯ると不思議と「間違いなく甘い」栗であることが想像できます。
 デザインの力恐るべし。


 タイトル「かんぱい」


 そのまま居酒屋さんの店先に出ていてもおかしくないような作品です。
 飲むことができない時に見るのはつらくなるほどです。
 なんだか特定のメーカーのビールが飲みたくなるような気がするのですが、おそらく気のせいでしょう。


 タイトル「ピラミッド」


 今回の参加者の中でも「余計な装飾はいっさいいらない。シンプルが一番」という職人気質が光る作品です。
 置きたい場所は家の床の間とのこと。和紙のピラミッドが床の間にかざられたらきっととても素敵ですね。


 タイトル「カラフルたこやき」


 ただカラフルなだけではないんです!たこ焼きの上の方にかかっているソースやマヨネーズ、青のり、紅ショウガなどが独自の色遣いで表現されているんです!さらに緑のつまようじまで刺さっているという凝り具合。
 説明を聞いてじっと見ていると、もうたこ焼きにしか見えなくなってきました。


 タイトル「おおもりごはん」


 お父さんのために、大好きなごはんを作品にしました。
 思いがあふれるようにごはんもあふれていますが、ごはんだけで飽きてしまわないようにという配慮で、上にはちゃんとふりかけがかかっているんです。
 きっとおうちの明るい食卓に飾られるのでしょうね。


 タイトル「はっぱのランプシェード」


 そのまま旅館の一室に飾ってあってもおかしくないくらい風情のある作品です。
 ピンクのはっぱは、一面に全部貼り付けてあるのではなく、ある部分とない部分があり、一部アルファベットが貼り付けてある部分もあったりと落ち着いた中にも独自の遊び心があります。


 タイトル「ほし」


 未来や将来の希望や夢を星にこめて輝いてほしいというメッセージがこめられています。
 メッセージや形、色など序盤から確固たる考えを貫き、作り上げたとても力強い作品です。

長谷川さんからの講評

 とてもたくさんのイメージが出されて驚きました。
 どれも個性豊かで、思いの詰まった作品に仕上がったと思います。
 初日のオリエンテーションでもお話ししましたが、デザインには正解も不正解もありません。デザインは自由です。
 皆さんは、自分も含めた誰かのために、それぞれ思いやメッセージをこめてライトスタンドを作りました。これがデザインするということです。このことを忘れないでください。
 今回皆さんは、一つのライトスタンドをデザインしました。今後もぜひ様々なデザインに挑戦してみてください。

     
 最後に参加者全員で長谷川さんを囲んで一枚。
 輝いているのは、みんなの可能性です!

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