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平成30年度 福まちフォーラム(ご報告)

平成30年度 福まち発!地域福祉市民活動フォーラム

~今後の地区福祉のまち推進センターの役割を考える~

 平成30年9月19日(水)わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)を会場にフォーラムを開催し、福まち関係者や民生委員・児童委員、福祉に関心のある市民の皆様など905名にご参加いただきました。ありがとうございました。

基調講演

 テ-マ:「住民主体による地域課題の解決について
~地域共生社会づくりに向けて~」
    講 師:愛知教育大学(教育支援専門職課程福祉コース)教授 川島 ゆり子 氏
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  今回のフォーラムでは、地域のつながりが薄れ、孤立する人々が増加している社会状況の中で、
 共に生きる社会というこれからの社会福祉に求められる大切な理念の実現のためには、地域の様々
 な関係者が「支え手」、「受け手」という関係を超えて連携が必要であるということ。       そこでの地区福祉のまち推進センターの役割について、ご講話を行っていただきました。

〈講演会要旨〉
今回のフォーラムの直前に、胆振東部の地震については、被災された皆様の一日も早いご復興をお祈りしたいと思います。
私自身も、かつての阪神淡路大震災の被災者の一人として、改めて地域の大切さを感じています。
こうした地震が起きた際は、ピンチであると同時に、今後の地域づくりのチャンスに変えていくためのどうしたら良いかを考えることが大事です。全ての世代にとって地域はとても大切な場所です。
かつての3世代の地縁・血縁の復帰は、難しいとは思いますが、そうしたつながりを現代社会でいかに取り戻すかは、ヒントを得ることは出来ます。
地域のつながりは10年前と比較して明らかに弱くなっており、それは、社会のいろいろなところにリスクを与えます。
そうした中で、誰が本当に困っているのかが、見えづらくなっています。
そういう一番、声を出せない方を漏れ落とさない地域をどのようにつくるかが問われます。
国が施策として進めている「地域共生社会」の理想は、決して間違っている訳ではありませんが、気をつけなければいけない点や自分たちなりに考えていくべきポイントがあります。
地域共生社会では、いわゆる「住民」だけではなく、専門職、行政や事業所の方々も含めて、共にこの地域で暮らすということです。
地域社会は、とても温かい反面、配慮を要する面もあります。
現実問題として、地域の課題は「我が事」として考えやすい課題と考えにくい課題があるのです。その間に分断が走ってしまわないように考えることは、生易しいことではないのです。
ある人の暮らしづらさは、自分とは全く関わりがないということではないという心構えが必要です。地域で生きるということを共通項にしながら、その課題のどこが重なっているのかを考えることが大切です。その上で地域で生きることの意味を考え工夫していく仕組みが求められているのです。
札幌市には、福祉のまち推進事業という素敵な取り組みがあることを知りました。それぞれの福まちでは、取り組みの違いや個性があるかと思いますが、話し合いながら、一気にハードルを上げるのではなく、まずは出来ると思えるところから、やってみるという姿勢が大切です。
福まちで把握している地域の福祉課題、つまりそうした「地域の気づき」を専門職もしっかりと受け止め、今後どのように支援したらよいのかという見立てを立てていくことも大変、重要になってきます。
地域の支え、専門職の支えが、ばらばらに行われるのではなく、双方の持ち味を上手く組み合わせて重なり合わせる工夫のあり方が問われます。
両方の支えがないと狭間に陥っているような難しいケースを支え切ることは困難となります。実際に、地域から漏れ落ちる人がいます。声を出せない人がいるのです。
漏れ落ちる人がいる社会というのは、本当に安心できる社会なのかが問われます。「担い手」「受け手」のような明確な区分けではなく、グレーゾーンがあり、誰もが大変な側になるかも知れなというリスクや不安を抱えているが今の社会ではないでしょうか。
一人一人が漏れ落ちることなく、安心して暮らすことの出来る地域を目指すためには、身近な地域での気づく、それをつなげることが求められます。 
一人の困りごとを中心にしながら話し合うことを繰り返して積み重ねていくことが地域の共生力を高めていくことかと思います。

シンポジウム

~今後の福祉推進委員会活動と福まちの役割を考える~」
 ◆発表者
  富丘西宮の沢地区福祉のまち推進センター 事務局長  久瀧 洲一 
   富丘東一町内会(福祉推進委員会)       福祉部長 竹谷  英子 様
◆コーディネーター
   愛知教育大学 (教育支援専門課程福祉コース)教授 川島 ゆり子 氏


 
 
シンポジストのお二方からは、それぞれの福まち活動(単位町内会福祉推進委員会)の実践例を報告いただきました。共通する点は、日頃から取り組みについて、一緒に話し合いをしながら一緒に悩みながら地域のことを考えているということでした。特に取り組みの上での「自助」「共助」の間に「近所」というフレーズを入れていきたいという発言には、そのフレーズの素敵さに会場からも共感を呼びました。そして、一人の人を漏れ落とさない地域づくり、いわゆる一緒に生きる地域共生社会づくりを行う時、一人の人を一生懸命支援することと、まちづくり、地域づくりの両方がしっかり合わさることが大事であるということの大切さを、今回のお二人の報告を聞いて改めて感じたと、当日のコーディネーターの川島先生からも高い評価をいただきました。
pdf 富丘西宮の沢地区福祉のまち推進センター資料はこちらからどうぞ (2.5MB)

【アンケート結果より】
参加された方にアンケートを実施し、549名の方より回答をいただきました。
ご協力ありがとうございました。


 
 

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