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学生レポーター通信【H30:中川 薫のレポート】

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視覚障がい者情報センター見学

2018年11月8日

レポーター:H30:中川 薫

視覚障がい者情報センター見学

今回は札幌市視聴覚障がい者情報センターを訪れたのでその内容を書きたいと思います。
 
~点訳ボランティアの方とのお話し~
 私は点訳の本は点訳しようと思っている本を点字に変換するだけだと思っていましたが、それは大きな間違いでした。なぜなら、視覚障がい者の方は漢字などを点字で読み取ることができないため、私たちのように漢字や絵文字、記号などからニュアンスを読み取ることができません。
そのため、ただ、点字に変換するだけでは、本の内容を汲み取ることができないため、点字でも伝わるような言葉や表現を試行錯誤の上、点訳する必要があります。また、一冊の本を点字本にするとなると5~7冊になってしまうとのことでした。
もっとも、点字は手打ちであるため一冊の本を点訳するとなると、1年半近くの年月を要することも普通にあるそうです。
 最初、私は点訳ボランティアをしようとする気持ちが何故湧いてくるのか不思議でした。私はボランティアさん達の原動力が気になり、なぜ点訳ボランティアをするのか聞いてみました。すると、こう返事が返ってきました。

「私が感動した本を目の見えない方にも読んでほしい」

このお話の後に点字図書館を訪れましたが、数にして三千タイトル、一万六千冊の点字本のほとんどがボランティアの人たちによるものだと知り、感動しました。
 今回の見学を通じて福祉のこころを学ぶことができたので、受け入れてくれた札幌市視聴覚障がい者情報センターの皆さん、企画してくれた市社協の職員さんをはじめとする関係者の方には感謝しかありません。ありがとうございました。
今回、レポートにできなかった内容は、次回のレポートなどで掲載したいと思っています。是非お楽しみに!

※写真は一冊の本を点訳した場合に必要な点訳本




市社協の担当さんからのコメント

 札幌市視聴覚障がい者情報センターは、視覚や聴覚に障がいのある方への支援を行っている施設です。中川さんたちは、今回、視覚障がいに関する取材をしてくれたのですね。
 レポートを読んだ後、早速、HPで点字図書館の蔵書目録を見てみました。計10冊に分冊されているものもあります!これは大作ですね!!

 点字図書館には、「点字図書」の他に「録音図書」や「拡大図書」もあり、全て、ボランティアさんが制作しています。HPでも活動内容を知ることはできますが、ボランティアさんやスタッフさんに会って話を聞かせていただくと、活動について深く知ることができるだけでなく、その想いも知ることができますね。
 
 視聴覚障がい者情報センターの見学では、視覚に障がいのある方への情報支援機器の操作を体験することもできます。中川さんたちも体験したのでしょうか。今後、レポートで登場するのを楽しみにしていますね。

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