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学生レポーター通信【H28:鈴木 理花子のレポート】

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小さな福祉

2016年8月4日

レポーター:H28:鈴木 理花子

熱くなってきましたね。
お久しぶりです、かめちゃんです。

先日私が乗っている電車に知的な障碍を持った方がいたのですがその時のこどもとお母さんのやりとりでこんなのがありました。

こども 「あのおじさん大丈夫かな」
お母さん「じろじろみちゃだめだよ」
こども 「どうして?」
お母さん「いいから、とにかくじろじろ見ないの」
こども 「でもあのおじさん困っているよ」

その方は電車が駅に着いたのにドアが開かなくて困っていたのでした。ボタンを押さないと開かない駅だったのです。けれども開けてあげる人はいませんでした。

福祉とは市民の幸せを実現するために公的機関が行うことですが、もちろん私たち市民も、税金という形でそれを支援しています。しかし、それだけではありません。幸せを実現するために困っている人がいたら助ける、今回であればドアを開けてあげるなど、助け合う小さな福祉もあります。
そうやって支えあいの輪が広がれば大きな福祉になります。

どうして福祉が大切なのかは次回に考えたいと思います。

ではここで。明日は私も一歩踏みだしてみます。

市社協の担当さんからのコメント

日本では「助け合い」や「お互い様」の精神が文化として根付いてきましたが、近年は少し人と人との関わり方が変わってきているように感じます。

私は、それは人の考え方の多様化によってコミュニケーションの選択肢が複雑化してきたことが原因の一つではないかと考えます。接し方を間違えると例え善意の行動でもうまく伝わらず、お互いが嫌な思いをしてしまうこともあり、結果として行動すること自体をあきらめてしまっている方もいるのではないでしょうか。

だから、行動しない人を見て一概にがっかりしないでください。きっと後になって、「あの時なんで声をかけてあげられなかったんだろう」と悩んでいる方も多いのだと思います。

私たちは想いを行動につなげられる社会を目指して頑張ります。
とても難しいことで時間もかかるかもしれませんが、鈴木さんのように一歩を踏み出してくれる人が増えるように、踏み出しやすい仕組み作りやムードの醸成に取り組んでいきます。

H28:鈴木 理花子のレポート

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